ハイブリッドカーは高く売れる
はい、ハイブリッドカーは高く売れる傾向があります。
新車を買いたい人は多いですが、ハイブリッドカーはガソリン車よりも値段が高めになるので新車はあきらめて、中古車に目を向けるという人が多く、したがってハイブリッドカーの価格は値崩れがしにくいという傾向があります。
ハイブリッドカーが人気の理由は大きく2つありますが、そのひとつは、ハイブリッドカーの特徴である燃費の良さ。
ここ数年のガソリン価格の上昇、高止まりのため、ハイブリッドカーの燃費の良さが強い購入動機となっています。
ハイブリッドカーはガソリン車よりも若干値段が高いですが、消えてなくなってしまうガソリンにお金がかかるのなら、若干値段が高くても資産として残るハイブリッドカーを買おうという人が多いのです。
プリウスやインサイトといったハイブリッドカーが発売されたのは1990年代でしたが、そのころと比べるといまやガソリン価格は2倍程度になっています。
デフレの続く日本で収入を増やすのが難しい中、消耗品であるガソリンの値段だけは値上がりしていき高いままなので、いかに燃費をおさえるかが意識されています。
ハイブリッドカーが人気である大きな理由はもうひとつあります。エコカー減税という優遇策です。
エコカー減税とは、ハイブリッドカーや電気自動車など環境性能にすぐれたクルマに対する自動車税、自動車重量税、自動車取得税の優遇措置です。
国土交通省が排出ガスと燃費に関する基準を定めており、その基準の達成度により税金が減額されます。
基準達成度に応じて、自動車税は25%から50%税金を減額され、自動車重量税、自動車取得税は50%から全額減免されます。
減税額は異なりますが、エコカー減税は中古車にも適用されます。
基準を満たした車種について、自動車重量税は50%軽減されます。
自動車取得税は、税金の算出に用いられる自動車取得金額からの控除額が15万円から45万円になります。環境性能に優れた車ほど、控除金額が大きくなり、税制の優遇措置が受けられるというしくみです。
燃費のよさとエコカー減税という2つの要因から、ハイブリッドカーは新車市場でも中古車市場でも人気があり、したがって売るときも高く売れるというわけです。
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